ネットショップを始める前に

売り上げを伸ばすためには、お値打ちな価格設定や充実したサイト内容などで他店との差をつけることが重要ですが、ショップを運営するに当たってもルールがあります。そこで運営面で知っておきたい法律を紹介します。

オープンプライス商品(売る側が自由に価格設定を行える商品)や、自分で作った商品などは自由に価格設定できます。ただし、利益が出る範囲内での価格設定が原則です。正当な理由なしに極端に安い価格設定は不当廉売禁止法で禁止されています。キズモノ商品や市場価格の下落などによるコスト割れの価格設定は、正当な理由ですので不当廉売にはなりません。

イラストや文章などは、作成した時点で知的財産権の中の著作権が発生します。無断で他の人が作成したイラストや文章を使用すると、著作権の侵害になる恐れがありますので、コンテンツを作成するにあたっては、できる限りオリジナルで作成したものが望ましいです。

以下、サイト作成にあたっての注意点を簡単にまとめてみました。
写真は写っているものに注意
販売商品を写真で紹介する際には、写っているものに注意します。たとえば人物が写っている場合は肖像権が発生し、その人の許可が必要です。また、ブランド品など商標登録されている商品が写真にハッキリと写っていると、商標権を侵害する恐れがあります。掲載する前には、十分な確認をしましょう。

引用元は明確に
商品の構造や性能などの事実を伝える引用は問題ないですが、パンフレットやカタログなどの文章をそのまま転載すると、著作権侵害になります。雑誌の記事などを引用する際は、
(1)あくまでも自分の記事を主として扱うこと
(2)認められるのは、紹介や参照などに限る
(3)文章を括弧で囲むなど引用部分をハッキリさせる
(4)出典を必ず明記する
等が必要です。

フリー素材の使用はOK?
制限は、素材作成者・提供者によります。素材をそのまま利用するにせよ、加工して利用するにせよ、提供元のガイドラインを確認しましょう。

ネットショップでは、お客さまの個人情報も取り扱います。個人情報に関してはプライバシーの保護を目的に、管理に関しては厳重な取り決めがあります(個人情報保護法)。また、自分で作った商品を販売しているショップでは、製造物の欠陥により人体の損害が生じた場合、PL法(製造物責任法)により製造業者などは加害者としてその賠償責任を負うことになります。ネットショップが広がっていくに従い、法律も改正されつつあるので、ショップに関わる法律には日ごろから注意を払いましょう。

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